ヤマハ発動機株式会社

LMW Challenge もしも◯◯がLMWだったら LMW Challenge もしも◯◯がLMWだったら LMW Challenge もしも◯◯がLMWだったら

学生コンテスト編 学生コンテスト編

LMW技術を活用してこれまでにないプロダクトを創る学生コンテストを開催。法政大学 学生団体「技術連盟」より、航空工学研究会、自動車研修会、機械研究会の学生たちに参加いただきました。アイデア考案からプロトタイプ制作をわずか5日間で行うというスケジュールの中で、学生たちは、ものづくりへの熱い気持ちをコンテストにぶつけ、独創的なプロダクトを生み出しました。

ダイジェスト版 再生時間4分20秒

オリジナル版 再生時間38分15秒

グランプリ グランプリ

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概要

多くの人が利用する旅客機が持つ「傾き・揺れ」という欠点を解決すべくLMW(Leaninging Multi Wheels)のアイディアを応用しLMW(Leaning Multi Wings)の提案をしました。旋回時の傾きや乱気流による揺れをLMWを用いて低減させ、機内サービスの向上や新サービスの提供でどんなことができるかを検討しています。

どういった未来の展開を考えているか

機構の複雑化や遠心力の問題など解決すべき問題は多くあります。しかし、それらが解決すると液体を使用するサービスに多様性が生まれ、機内でプールに入ることなどができるようになると思います。そのようにできることが増えれば豪華客船や豪華列車などと同じように、旅客機も移動が旅となると考えられるのではないかと思います。

プロトタイプを制作をする上で苦労した点

厳密に調整が必要な飛行機をプロトタイプではあるものの、3日間という短期間で審査員の方々に見せられる作品を作るためにはどのような機能に重点を置き、どのような機能を切るかという取捨選択には苦労しました。

学生コンテストを終えての感想

私たち航空工学研究会は毎年1機の機体を設計から製造、試験、運用までを、1年かけて行っていますが、今回の大会では1機を3日間で作るという未体験の経験をすることができました。その経験の中には、力不足で悔しく思う点もありましたが、改めてこの団体の強みや弱さを再認識することができ、とても良い機会となりました。この機会を与えてくださった多くの方に感謝したいと思います。

クリーナーヘッド クリーナーヘッド

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概要

「日常の移動を感動体験へ」を目標に、今までになかった直感的な操作方法で普段の掃除を「楽しい移動」にすることを目指したクリーナーヘッドのプロトタイプです。LMW機構同士をLMW機構で連結することにより、機体を押しながらレバーを360°自由自在に傾けることによる操作を実現しました。キャスター角、キャスタートレイルの最適化により直進安定性と旋回性能を両立し、4輪がそれぞれ独立した上下の動きをすることにより、どんな路面状況でも4輪全てが接地します。機構にこだわり、LMW機構の特徴を余すこと無く応用しました。

どういった未来の展開を考えているか

今まで「移動」としてすら捉えられていなかった動作が、全て「楽しい移動」になり、日常に感動が増えることを期待しています。

プロトタイプを制作をする上で苦労した点

LMW機構の特徴を活かすため、機構動作を理解することが大変でした。3DCADで設計しスケールモデルを作成したところ思い通りの動きをせず、幾何学的な設計だけでなく動的な力学設計も必要であると痛感しました。

学生コンテストを終えての感想

今回のチャレンジを通して、短期間で目標決めから設計、製作、プレゼンまで行うという経験ができました。自分たちの目標に向かいこだわりを持って製作が出来たことで、自動車研究会の特色を出すことができたと思います。このような機会を与えて下さった多くの方々に感謝致します。

LMWサスペンション搭載宇宙エレベータ LMWサスペンション搭載宇宙エレベータ

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概要

静止軌道上の宇宙ステーションと地上ステーションを結び、ロケットよりも気軽に宇宙へのアクセスを可能にする「宇宙エレベータ」の振動減衰機構へLMWのアイデアを応用しました。着陸時、離陸時の加速及び移動中の振動をLMWの機構を用いて減衰させ、客室の快適性向上が可能かどうかの検討を目的としたプロトタイプになっています。

どういった未来の展開を考えているか

壮大で夢のある計画である「宇宙エレベータ」ですが、実現には課題が山積しています。そのうちの「振動」という一つの課題に対してのアイデアとして今回アプローチしましたが、山積する課題も今回のように一つ一つ地道に模索してゆけば、いつかは必ず夢も現実に出来ると信じています。

プロトタイプを制作をする上で苦労した点

実際のサイズや機能では製作困難なため、どこまで機能を削ぎ落とし、プロトタイプ、デモタイプとして必要な部分を残すのかを考えるのが大変でした。

学生コンテストを終えての感想

時間的制約が非常に大きく、プロトタイプにもまだまだ課題点は多く残りますが、メンバー一丸となって開発に取り組めたことはとても良い経験になりました。ヤマハの皆様にアイデアを見ていただけたこと、このような機会を頂いたことを感謝しています。今回の経験を今後の機械研究会の活動に活かしていければと思います。

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学生たちの作品はコミュニケーションプラザで展示しています。
コミュニケーションプラザについては、コチラ

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